車庫前面道路の幅員証明書の作成方法
このページでは、一般貨物自動車運送事業の許可申請に必要である車庫の出入り口に面する道路の幅員証明書について解説しています。
運送業の使用する車庫の出入り口の道路幅員が適切なものかどうかを判断するための、若しくは適切であることを証明するために必要な書類です。
必要な道路幅員は市街地区域内か、市街地区域外か、または道路の区分によって異なります。
車両幅+0.5メートルの幅員で良い道路もあれば、車両幅×2+1.5メートルの幅員が必要な道路もあります。
車庫に利用しようとしている場所の出入り口の道路が狭いため使えないとあきらめるのは早いかもしれません。
幅員証明書は、道路管理者に申請することで取得することができますが、広島県の場合は、国道の場合は不要とされています。
道路管理者は誰かというと、県道の場合は、広島県、市道の場合は各市、町道、村道の場合は各町村です。
それぞれ窓口が設けられていますので、まずは、管理者は誰かを把握して申請しましょう。
道路幅員願の作成方法
広島県の場合の道路幅員証明願の様式は次のようなものです。
各市町村で様式は若干異なりますが、ほぼ同じです。
記入方法は、申請日、申請者の住所、氏名、車庫の位置を記入するだけです。
道路の種類、総幅員、車道幅員は空欄です。
道路の区分は7種類ありますが、「該当する道路を丸印で囲むこと」と記載されていますが、何も記入しなくていいです。
これらは管理者が、正しい数値、区分を記入して、それを証明してもらいます。
添付書類として、車庫付近の位置図を作成します。
グーグルマップ等で地図を貼り付け、幅員証明してほしい道路の場所にマーク(⇔)を記入し、どの場所かわかるようにします。
場所が明確に分かれば、手書きの地図でも構いません。
広島県の場合は、道路の断面図も作成するよう求められています。ほかの市町ではそんなことはありませんが。
道路幅員証明の申請手数料
手数料は各自治体によって様々で、1か所ごとの料金となっています。
一例をあげてきます。
管理者 | 手数料 |
---|---|
広島県 | 700円 |
三原市 | 200円 |
東広島市 | 300円 |
尾道市 | 300円 |
300円のところが多いですが、県のみ700円とちょっと高めです。
道路幅員証明の申請窓口
県道の幅員証明が欲しい時は広島県の窓口に申請します。
ただし、広島市内の県道は広島市が、呉市内の県道のうち20道線は三次市が道路管理者になっていますので注意してください。
広島県の申請窓口は次のとおりです。
担当地域 | 建設事務所名 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|---|
安芸高田市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、坂町 | 西部建設事務所 管理課 | 〒732-0816 広島市南区比治山本町16-12 | 082-250-8150 |
呉市 | 西部建設事務所呉支所 管理課 | 〒737-0811 呉市西中央一丁目3-25 | 0823-22-5400 |
廿日市市、大竹市 | 西部建設事務所廿日市支所 管理用地課 | 〒738-0005 廿日市市桜尾本町11-1 | 0829-32-1141 |
安芸高田市、北広島市 | 西部建設事務所安芸太田支所 管理用地課 | 〒731-3501 山県郡安芸太田町加計3087 | 0826-22-0545 |
東広島市、竹原市、大崎上島町 | 西部建設事務所東広島支所 管理課 | 〒739-0014 東広島市西条昭和町13-19 | 082-422-6911 |
福山市、府中市、神石高原町 | 東部建設事務所 管理課 | 〒720-8511 福山市三吉町一丁目1-1 | 084-921-1311 |
三原市、尾道市、世羅町 | 東部建設事務所三原支所 管理課 | 〒723-0015 三原市円一町二丁目4-1 | 0848-64-4263 |
三次市 | 北部建設事務所 管理課 | 〒728-0013 三次市十日市東四丁目6-1 | 0824-63-5181 |
庄原市 | 北部建設事務所庄原支所 管理用地課 | 〒727-0011 庄原市東本町一丁目4-1 | 0824-63-5181 |
道路幅員証明の発行までにかかる期間
自治体によって多少の差はありますが、おおむね1週間です。